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2009年6月 9日 (火)

劇場版「ハゲタカ」

劇場版「ハゲタカ」 ★★★★★
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ちょっと甘めの★5つ。
でも,いいんです。土曜ドラマから始まり,原作にもはまり,ずいぶんと楽しませてもらいましたから。

「甘め」という理由は,う~ん・・・原作『レッドゾーン』の方が,私には面白かったかな,と。着地点も,爽快感がありましたし。
小説『レッド・ゾーン』のアカマ自動車内の人間模様も,結構,好きだったのですが(”アカマの内蔵助”とか),劇場版「ハゲタカ」の古谷隆史は,原作バージョンの古谷社長よりはむしろ,”坊ちゃん”赤間太一郎のキャラに近いのですね。小説・原作版の古谷社長は,骨も夢もあるスゴい人で,それを遠藤憲一が演じるということで,楽しみにしていただけに,ちょっと拍子抜け。まぁ,そこまで描いていたら,時間が足りないのは明白ですから。

とはいえ。
原作・小説版の”ダーク”あるいは”ワイルド”鷲津も,ドラマ・映画版の”ストイック”鷲津も,演じている大森南朋さんも,どれもお気に入りのワタクシとしては,もう,存分に楽しめますし。原作・小説にはなかった派遣労働の問題も,うまく取り込んであって良いんじゃないでしょうかね。

塩野治(松田龍平)の登場は,いささか無理がありましたが,それでも,しっかり大事な役目を果たしていましたね。「俺は,あなただ」の台詞は,劇場版では劉一華の台詞ですが(ドラマ版では鷲津・芝野の台詞),治がちゃんと出演することで,とても厚みのある台詞に聞こえます。

にしても。
松田龍平,高野健吾(派遣工の守山)は,『蟹工船』に出演ですか(^^ゞ

そして。
例のフレーズ,「世の中の悲劇には~」,ラストに,はまりすぎ。
こうしてみると,劇場版「ハゲタカ」の主役は,劉一華だったのかもしれません。
(原作・小説の連載時と書籍では,名前が変わっているのは,何故なんだろう?)

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